ハードルがあっても行きたい美容院に行った私は⭕️
今日で6月も終わりですね。
早いもので今年も残り半年となりました。
半年の締めくくりと、3日後に海外旅行に出発するので、さっぱり髪を切ってこようと思い美容院に行ってきました。
そこで、「あー、今日も◯な私がいたなー」と思ったことがあったのでシェアさせてください。
正直、美容院に行くのはとても苦痛なわたし。
筋力のない私は、髪を切ってもらっている間中、自分の頭を真っ直ぐに保っていることがとても大変💦
ちょっとした力でバランスを崩し、体が倒れてしまうので、集中力もいるし、とても疲れます。
美容師さんにも、すごく注意して切ってもらっています。
いつも私の髪を切ってくれているのは、Tさんと言う女性。
かれこれ15年くらいずっと店長のTさんに切ってもらっています。
だから、もう私がどのくらいの力で倒れてしまうか、どのくらいなら力を加えても大丈夫かをよーくわかってくれています。
そんな私に突然危機が訪れました…ε=ε=ε=ε=ε=ε=┌(; ̄◇ ̄)┘
昨年の終わり頃に「独立することになったんです。すぐ近くなんですけど……入口が階段で、車イスで入れるかどうか…」
えーーーーーっ!!!
うそでしょーーーー!!
どーーーーーしよーーーー!!!
って感じでした。
すぐにその新しく出すお店の外観を見に行きました。
ガーーーン(゚o゚;;
これは、無理だわ〜。。。
そして、最後になるであろうTさんのカットを、辞める3日前くらいにお願いしました。
しばらく行かなくてもいいように、短めに切ってもらいました。
↑にも書いたように、美容院はとてもエネルギーを使うので、年に2回くらいしか行かないと決めている私。
とりあえず、半年くらいの間に新しいところを見つければいいか…
私の住む与野には、どんだけ?ってくらい美容院があります。
かなり選びたい放題。
段差もなく、中も広々したお店もたくさんある。
近所の自立生活仲間にも聞いて、行っている美容院を紹介してもらったりもした。
でも、でも、どうしても気が進まなかった。
そして、新しいお店を探せぬまま半年経って、私は自分に問いかけてみました。
「階段くらいで諦めちゃうの???」
「Tさんに切ってもらいたいんじゃないの?」
Tさんは個人経営で、一人でお店をやっています。
入口の階段は、けっこうな高さがあり、
さすがに、Tさんと介助者との女性2人では厳しそう…
うーん、でもこのお店に行きたい!!
よし、行くって決めた!
心が定まると、不思議とその方向に向かっていくもんですね。
そうだ!!
強い味方がいたー!
相方くんだ〜!!!
ということで、相方くんの仕事がお休みの日に、美容院に付き合ってもらうことにしました。
そして、無事予約完了!!
その日が迫ってきた、ある日、相方くんから
「その日、仕事になっちゃった!」
えーーーーー!!
なんてこと?!?!?!Σ(゚д゚lll)
そして、美容院に他の日に変更をお願いしても、どの日もいっぱいで空きがない。
と思ったら、ひとつだけ空きのある日がありました。
しかし、相方くんは仕事の日(T_T)
でも、私はどうしても旅行前に行きたかった。
Tさんのところに、行きたかった。
だから、お願いしてみた。
「仕事、休めないかなー?」と。
前の私なら
「私の美容院ごときで、仕事休んでもらうないよね…」と、勝手に諦めていたと思う。
でも、今は
「こうしたい!」をとりあえず言ってみることにした。
そしたら
「休み入れられたから大丈夫だよ!」って。
こうしたい!
を言葉にしてみたら◯になった!!
そして、今日めでたく、Tさんの新しいお店で半年ぶりに髪をカットしてもらうことができました!!
最後に、Tさんのステキな話し。
Tさんは、雇われ店長として同じお店で長い間働いていました。
でも、40歳を過ぎ自分の体力の衰えも感じながら、日中は何人ものお客さんの髪を切り、パーマをかけ、髪を染め、お店が終わっても、店長として従業員たちの技術向上のために遅くまで付き合わなければならなりません。
そんな毎日に疲弊し、おまけにずっと店長を続けていても退職金が出ないと言うことに、将来への経済的不安をも抱えていたそうです。
そして、50歳を目前に「独立」を決めたそうです。
なんと、「絶対に50歳の誕生日にお店をオープンさせたい!!」と思って、その通りになったと。
その日は、
1月1日。
「元旦に、美容院に来る人いたんですかー?」と聞いたら
「お客さんが誰一人来なくても、この日にオープンさせたかったから!」と。
かっくいいーーーーーーっ!!!!
「でも、一人予約入れてくださったんですよ〜。」ってとても嬉しそうに教えてくれました。
そんなステキなTさんにこれからも髪を切ってもらおう!!
そんな決意の今日でした。
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